ホーム > ひとり言 > アド・バード的 ~もう一度「シンプル」への誘い。
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あの小説を読んだのはいつだったか。。僕が椎名誠の「アドバード」という小説を読んで衝撃を受けたのは遠く90年代でしたが、まさにその世界に入りつつあることを感じる動画。ARってすげえ、と単純には考えられなくなりますね。
広告に埋め尽くされる世界。「最先端」、や「これまでより便利」な世界とは、手段が目的になり、手法があふれ、苦く、悲しいほど原点から離れていく、本当はそういうことではないはずだとおもっているのに。いつのまにかこれに近い状況は身近にすでにあるような気がします。
最近伊勢神宮に行きまして、伊勢神宮のような極限までシンプルな伝統に回帰する必要があるのだということを強く感じていて、そういうことを義母に言ったら、曰く「3回目の年男というのはそういうものよ」ということだそうですが、確かにこれまで自分がやれること、自分が考え付くことでいっぱいいっぱいだったのが、子供が生まれ、会社でも体制が変わり、ということが続いて、ちょっとだけ、シンプルな原点に「生かされている」自分を意識するようになりました。
同じように沈み行く島ツバル諸島の話を聞くたびに、椎名誠の「水域」を読んで受けた衝撃を思い出すのですが、椎名誠の悲しいほどに誇張された未来の行く末は、彼独特の創作日本語のおかげで軽快に、面白おかしく書かれていますが、ものすごく辛らつな皮肉を含んでいるのだなと、思います。
90年代、初めて読んだときにはわからなかったことが、わかるようになったような。
以下三冊、くだらないSFという人もいるけれど、もちこらむ的には必読ということでお勧めです。

- 水域 (講談社文庫)
- ASIN: 4061856200
- [文庫]
- 価格: ¥ 540
- 講談社

- アド・バード (集英社文庫)
- ASIN: 4087485927
- [文庫]
- 価格: ¥ 950
- 集英社

- 武装島田倉庫 (新潮文庫)
- ASIN: 4101448116
- [文庫]
- 価格: ¥ 420
- 新潮社
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